ぷるぷる新感覚のコラーゲン鍋
「冬に嬉しいのお手軽料理。ウチでは定番です!」
冬と言えば鍋。夏は厳しいですが、冬は美味しく手軽に大量のコラーゲンを摂取できる鍋メニューがありますよね。
それが近年定番になってきている「コラーゲン鍋」。
具材の旨味が凝縮されたシメの雑炊が絶品なんです!
かんたん、美味しい、美肌効果! なのに…?
たとえば私がよく買うのは、某メーカーの「コラーゲン鍋の素」。
ぷるぷるのゼリー状の鍋の素が溶けて、手軽にたっぷり(1パック6,000㎎も!)のコラーゲンが摂れます。
カンタン、美味しい、美肌効果、と家族にも大好評で文句なし!…だったんですが、管理栄養士のシホに言われてびっくり!
「吸収率が悪いし、太りますよ?」
コラーゲン鍋で使われている成分のほとんどは「鶏ガラ」や豚の骨が原料です。つまり「動物性」ということ。分子が大きくて吸収効率が悪いんです。動物性コラーゲンはいくら食べても、そのままでは体内に吸収されません。逆にカロリーが高くて太りやすいのが、管理栄養士の私には気になります。
「え!? コラーゲン鍋は効果ないの!?」
「ガーン!!! 美肌どころか太りまくり!?」
思わず何度も聞いてしまった…。
吸収率なんて言われるまで全然気づきませんでした。
完全な盲点。
どおりで6,000㎎配合でも、あんなに安いはずだわ。
たしかに動物性コラーゲンは吸収率が低い、って前にやりましたね。
臭いもきついって。→「効果で選ぶフィッシュコラーゲン」
植物性コラーゲンはどうなの?
では、また別のジャンルとなる植物性コラーゲンはどうなのでしょう?植物性コラーゲンとは、大豆などの糖タンパク質にあたります。吸収にも優しそうなイメージがありますが、植物性はコラーゲンとは別物なので、気をつける必要があります。
”ツルぷに”はたっぷりカロリーのせいなのかも…
分子量に惑わされて気づきにくかったけど、カロリー(栄養価)も高めなんだ…。
翌日”ツルぷに”になったのは、コラーゲンのチカラというより栄養をたっぷり摂ったからなのかも。
これからはカロリーに気をつけて食べよう。
ということで、コラーゲンはやっぱり「サプリで摂るのが本道」みたいです。
動物性アニマルコラーゲンの特徴
- 動物性(陸に住んでいる動物=牛、豚、鶏由来のタンパク質)
- 鍋料理に使われる(吸収されにくい。効果がうすい)
- 臭いがきつめ(高濃度になると、独特のくさみが出る)
- 分子が大きい(分子が大きくて浸透しにくい)
- 吸収効率が悪い(熱に強いので40度ぐらいでようやく分解。吸収されにくい)