コラーゲンの飲み方には、いろいろな方法があります。どの飲み方が効果的かは、飲む人のライフスタイルや体質によっても違います。一方で、これだけは守らないと損をする、といわれる共通の意見もあります。コラーゲンの飲み方について、どの方法が自分に向いているのか知っておきたいですね。
コラーゲンの取り入れ方、これだけは守らないと損をする!
コラーゲンの効果を高めるには、栄養バランスが大切
コラーゲンを飲む人の多くは、アンチエイジングを目的にしています。昨今、アンチエイジングは非常に聞きなれた言葉ですが、すごい言葉だと思いませんか? だって生きている限り人間でも動物でも植物でも、老化現象は必然的に訪れるものだから。年を取るということは全生物的な共通現象なんです。それに逆らおうというのですから、そう簡単に叶うものではありません。
コラーゲンドリンクを飲んだら劇的な効果が表れると思うのは、安易な考えです。コラーゲンのアンチエイジング効果を実感したいなら、まずはベースとなるバランスのよい食生活を送ることです。コラーゲンはお肌ばかりではなく、骨、髪、歯、爪など、体じゅうの老化にアプローチする力を備えていますが、栄養バランスが悪くては力を発揮しようがありません。お肌、骨、髪などが、きちんと代謝できるだけの栄養素を体の中に蓄えておきましょう。
コラーゲンは”睡眠前”に摂取を
コラーゲンを飲む時間帯は、コラーゲンの効果を高めるのに大きな影響があります。というのも、コラーゲンの体内生産は睡眠中に行われるからです。
入眠から3時間ほど経過した頃に、ようやく本当に質のよい熟睡状態となります。この時に成長ホルモンが分泌されます。コラーゲンを睡眠の約30分前に飲んでおくと、成長ホルモンが促されてコラーゲンの体内生産量を最大限に増やすことができるのです。
コラーゲンはビタミンCと一緒に摂りましょう
コラーゲンは、「ヒドロキシプロリン」という成分があって初めて完成します。そのヒドロキシプロリンも体内で生産できる成分ですが、この成分をつくるのに欠かせないのがビタミンCです。
ビタミンCが不足すると、不完全なコラーゲンしか作れません。ビタミンC不足で完全なコラーゲンを作ることができなくて壊血病という病気になる例もあるほどです。
ところがビタミンCはとても壊れやすい性質のため、体の中に長期間とどまってはくれません。コラーゲンと一緒にビタミンCを飲むことで、ダイレクトにコラーゲン生産にビタミンCを役立てることができるのです。
コラーゲンの飲み方、どれがホントに正しいの?
最初の一週間はメーカーの一日摂取目安量の倍を飲むとよい?
もっともダイナミックな提案は、コラーゲンの一日摂取目安量の二倍を飲んでしまおうというものです。
最初の一週間は二倍、二週目はメーカーの一日摂取目安量どおり、そして三週目は飲まないという飲み方です。
実はこの飲み方の論拠といものは見当たりません。現実に効果が上がったかどうかの立証も確認はできません。ただ、インターネット上では広く拡散している案です。これはコラーゲンを飲むと繊維芽細胞に刺激を与えてコラーゲンの生産量が上がるという考え方がもとになっています。
コラーゲンドリンクは一週間おきに飲むとよい?
一週間おきに摂取すると刺激になって効果が上がるといった考え方です。コラーゲンドリンクを飲むと繊維芽細胞に刺激を与えるというわけです。この飲み方は実際に実験して効果が上がったとされる報告もあります。
毎日決まった量を継続して飲むのがよい?
これは、サプリメントを利用する時の基本的な考え方です。毎日定められた量をコツコツと継続して飲むことで効果アップを図る考え方です。最も地道で間違いが少ない方法といえます。
実際、医療用コラーゲンの臨床実験で一週間おきに摂取する方法はとられていません。5gから10gのコラーゲンを何週間か毎日服用して、その効果を確かめる方法がほとんどです。
特に、目安量の倍を飲む方法はリスクが高い方法です。サプリメントですから、飲む量はあくまで目安量と表示されています。しかし、倍というのは注意すべきです。メーカーに確認したり医師に相談したりする必要があるでしょう。
一週間おきに飲む方法は、もし間違っていたとしても、効果が落ちるだけですから、実験的にやってみてもいいと思います。もし、それで現れる効果に納得できれば、コラーゲンにかける費用は半分に節約できます。
コラーゲンサプリの効果を実感できない人とは?
コラーゲンを飲まなくても十分にコラーゲンが体内にある人
10代や20代前半の多くの人は、まだ十分にコラーゲンが体内生成されており、お肌や関節も若さに満ち足りているはずです。そういう人はコラーゲンを飲んでもあまり効果を実感できないかもしれません。
飲酒や喫煙、睡眠不足、病気などがある人
飲酒や喫煙はコラーゲンの体内生産に必要なビタミンCを非常に多く消費し慢性的に不足状態となります。また、睡眠不足の場合には、睡眠中に十分成長ホルモンが分泌できないので、コラーゲンの体内生産にも支障をきたします。
腎臓や肝臓、その他に病気がある人は新陳代謝がうまくいかず、また体力不足になってコラーゲンの体内生産がうまくいきません。コラーゲンの体内生産量を増やすためには、基本的な健康がベースになります。