豚足は世界中で食べられている食材ですが、これまでは少しディープな居酒屋で男っぽく食べる食べ物だという印象でした。しかし豚足にはコラーゲンが多く含まれていることが広く認知され、最近では風向きが変わり多くの女子たちが豚足に注目しています。
ご存知のように豚足は見た目がけっこう刺激的ですので、何とかおしゃれ感があっておいしい豚足を食べたいものです。
豚足は高カロリー高栄養食
良質のたんぱく質とアミノ酸がたっぷりの食材
豚足はコラーゲンをたっぷり含む食材です。コラーゲンのほかにも、美容と健康にいい栄養成分がたくさん含まれています。
特にたんぱく質の質が良く、必須アミノ酸が豊富に含まれています。たんぱく質は筋肉やお肌の新陳代謝にはかかせない栄養素で、丈夫な筋肉、健康なお肌を育てるのになくてはならない栄養素です。
必須ではないアミノ酸も豊富に含まれていますがこれがコラーゲンです。コラーゲンはお肌以外にも骨、目、関節など体の隅々に大きな影響を与えます。
コラーゲン以外にビタミン類も豊富
豚足にはコラーゲン以外にもビタミンや、ミネラルを豊富に含みます。難点は脂肪が多いことで、脂肪が豚足のカロリーを高くしています。
脂肪はなくてはならない大切な栄養素ですが、過剰摂取は万病の元ですのでできるだけ脂肪分を落として食べるようにしましょう。
脂肪分を落とすためには
- 豚足は肉質が硬いので長く煮込まなければならない食材です。
- 豚足を食べるときには食物繊維も一緒に食べましょう。
- 豚足を食べる時にはお水ではなくお茶を飲みましょう。
煮込んだ後にいったんスープを冷ますと白い油の塊が浮いてきますが、これは飽和脂肪酸という脂肪分です。この脂肪分を取り除くとすべての脂肪分を除去できるわけではありませんが、3分の1ぐらいは落とすことができます。
腸の中で脂肪を吸収して便となって排出されます。
緑茶にはカテキンが多く含まれていますが、カテキンは体脂肪を燃焼させる効果があります。さらに強い抗酸化作用があるので、脂肪が酸化して老廃物になるのを防ぎます。
ウーロン茶にはウーロン茶重合ポリフェノールが含まれていますが、このポリフェノールは脂肪の吸収を抑えてくれます。
市販のボイル豚足なら簡単調理!
豚足がコラーゲン豊富な食材だということはよく知られていることですが、実際に自宅で豚骨を調理して食べているという人は少ないのかもしれません。見た目の影響が大きいことがその理由だと考えられますが、自分で豚足を料理するのは嫌だという人でも簡単に食べる方法として、市販のボイル豚足を食べるという方法があります。
面倒な調理は必要なく、「そのまま食べられます。」という表示があるものは、そのままお皿に盛って食べても大丈夫です。中が赤い場合もありますがこれは骨の成分ですので、加熱が不完全というわけではありません。
柔らかく煮込んであるのでカットするのもとても簡単ですし、カットして骨を除いてしまえば普通のお肉を食べる感覚で食べることができます。大き目にカットしてフライパンで炙ってもおいしく食べられるでしょう。
暑い日は、加熱せず手でむしって野菜と盛り付けて食べてもおいしいですし、大根おろしやレモン、ポン酢、辛子酢味噌など好みの食べ方ができます。
豚足のコラーゲンを生かすには?
じゃがいもや大根のビタミンCは壊れにくい?
体内のコラーゲンを合成するためにビタミンC大切な役割をしますので、コラーゲン食品には野菜を付け合わせにして食べるようにしましょう。
ビタミンCを多く含む食品には、パプリカやピーマン、根菜などにもビタミンCを多く含むものがあります。ジャガイモや大根もビタミンCを多く含む根菜ですし、ジャガイモや大根に含まれるビタミンCは安定していて壊れにくいという特徴があります。
豚足を煮込む時にごろっと大きなジャガイモや大根を一緒に煮込むとおいしく煮上げることができます。ジャガイモや大根は食物繊維も豊富で、脂肪分が多い豚足と一緒に食べると脂肪の吸収を抑えることができます。
抗糖化物質でコラーゲン保護
豚足好きの人が良く言うのは、表面がカリカリで中はとろ~りの食感がたまらないということです。濃い味付けは酒のサカナにピッタリです。しかしこのような食べ方はコラーゲンの大敵である糖化を加速させてしまう食べ方です。そこでおすすめしたいのは抗糖化物質を一緒に摂ることです。
中でもしょうがは抗糖化物質の代表格の香辛料ですし、カレーに含まれるクミンも良質の抗糖化物質です。これらの香辛料を使った調理法を取り入れることで豚足をますますおいしく食べることができるでしょう。