話題の『非変性Ⅱ型コラーゲン』って何?
特殊なやりかたで取り出した「活きのいい」コラーゲンです。
関節の軟骨にたくさん含まれている「Ⅱ型」ですが、近ごろ特に注目されている「Ⅱ型コラーゲン」があるってご存知ですか?
それが「進化型」、「活性Ⅱ型」とも呼ばれている『非変性Ⅱ型コラーゲン』です。
これは鶏の胸軟骨から特殊なやりかたでとりだした動物性コラーゲンで、カタチが壊れていない、その性質が変わっていない、活きが良いそのまま、という優れた特徴があります。
「どちらにしろ分解吸収されるんですけどね」
コラーゲンはI型、Ⅱ型、Ⅲ型……と20種類以上あります。Ⅰ型は体内に最も多く、皮膚や骨を形成したり弾力性の役割を持っています。Ⅱ型は軟骨や関節に含まれるコラーゲンで眼球の硝子体液の成分でもあります。そしてⅢ型は臓器に含まれています。
サプリメントとしても販売されている『非変性Ⅱ型コラーゲン』は、その構造を変質、変形させないように低温で抽出加工したもの。加水分解、高熱処理、薬品処理をせずにとりだしているので、本来の働き(活性)を失っていません。ただ吸収されるときにはどちらにしろ分解されます。
「非変性」ってどういう意味?
「カタチが変わっていない」「機能が変わってない」ってことです。
熱に溶けやすいコラーゲンを熱を加えずに抽出するため、成分を分解することなく形が崩れていない完全な状態のままを保てるのです。
「非変性Ⅱ型コラーゲン」が取り出せるようになったのは、ハーバード大学のトレンザム博士とムーア博士のおかげだそう。
非変性の意味はその名のとおり「性質(機能)が変わっていない」ということですね。
ほぼそのままの形で腸管免疫に関わるパイエル板まで届くので、いままでのものに比べて少量でも多くの効果が期待できると言われてるんです。
しかし”動物性”だから吸収効率は悪そう?
この「Ⅱ型」を取り出す技術をサプリメントに応用したのがアメリカのインターヘルス社です。
世界に先がけて開発した特許技術なので、日本のメーカーではほとんど使われていません。
元々のカタチや性質をそのまま保っているのが特徴ですけど、「動物性コラーゲン」はどちらにしろ分子が大きいので消化吸収されるときには分解されますよね?
だから効果としては微妙なんじゃないかなぁと思ってしまいますが、関節リウマチを改善した実績があるというので、注目されていることに間違いはないでしょう。
インターヘルス社の「非変性Ⅱ型コラーゲン」は特に新食品成分「UC-Ⅱ」と呼ばれているので、興味のある方はピンポイントで探してみてください。
マニア的には興味はあるけど、低分子のコラーゲンペプチドのほうが上って感じで思っています。
次はその「コラーゲンペプチド」について。