コラーゲン不足が身体を乾燥させてしまう理由って?
その理由はコラーゲンの最大の役割にあります。コラーゲンは人間の身体の水分を保って、潤いや若々しさを保つ役割を担っています。人間の体の中にある皮膚、骨、筋肉、内臓、髪、爪などありとあらゆる部分にコラーゲンが含まれており、その目的も潤い保持以外に重要な役割を持っています。人間が生きていくために必要なたんぱく質源でもあり、潤いを保つ役割もしているため、コラーゲン不足になると骨がもろくなったり、身体自体がカラカラに乾燥してしまうのです。
コラーゲン不足の症状があらわれやすいのは肌
肌が乾燥しないためには保湿が重要です。そして肌が再生する機能をより高める必要もあります。肌は新陳代謝によって28日間を目安にして生まれ変わっていますが、この時、皮膚を作るのは肌の下にある真皮の中の線維芽細胞です。この真皮の中の線維はほとんどがコラーゲン線維で、保水機能、新陳代謝促進、老廃物の除去という作用を併せ持っているため、この真皮がコラーゲン不足になると肌が乾燥してしまいます。
体内で使用されるコラーゲンには優先順位がある
人間は生命を維持するために体の機能を正常に働かせる必要があります。ですから生きていくうえで欠かせない栄養素は、すべて最優先するべき場所から順番に使われます。 コラーゲンにも同じことがいえますので、皮膚や髪など生命維持に関わりが低い場所にコラーゲンを届くようにするには、それ以上に骨や内臓、筋肉へと十分行き渡る必要があります。
コラーゲン不足により身体が乾燥すると・・・
目の乾きなどが起こるドライアイなどを招く恐れもあるコラーゲン不足。 改善しなければ次なる眼病を誘発することにもなり兼ねません。また、コラーゲン不足によって身体が乾燥すれば、肌や骨だけでなく二次的な影響も与えることになります。例えば、風邪やインフルエンザといった感染症にかかりやすくなるなどがあげられます。 ひと言で乾燥といっても、身体に与える悪影響はさまざまな形で出る場合があるのです。
コラーゲン不足による身体の乾燥を防ぐために
コラーゲンは年齢を重ねるごとに減少していきますので、同時に衰えてくる代表の膝や皮膚などは、コラーゲンが不足していることのあらわれです。そういったコラーゲン不足のサインがあらわれている場合、コラーゲンを補う必要がありますが、この時注意したいのは摂り過ぎないことです。コラーゲンは摂り過ぎてもある一定量しか吸収されませんので、ムダに摂っても意味がありません。また、吸収されにくい性質を持つため、その吸収を助けてくれるビタミンCと一緒に摂るようにすることがポイントです。
コラーゲンを体内に補う習慣を身につけて、身体の乾燥を防ぐために普段の食事から摂ることも大切ですが、難しい場合はサプリメントやドリンクと併用しながら行うと良いでしょう。