コラーゲンが髪のパサつきを抑えることで艶をもたらしハリのある丈夫な髪へと導くのは、髪の毛が頭皮の真皮で作られるため、コラーゲンを摂取することで真皮の代謝が活性化し、健康な髪へと導くことが理由と言われています。
他にも抜け毛や薄毛、白髪など髪の毛の老化を予防する効果が期待できます。
加齢とともに髪の毛は細くコシがなくなる
年齢を重ねていくとともに、髪の毛が細くなるのは毛乳頭が細くなることで髪の毛自体もは細くなり、弱くコシのない髪の毛になってしまいます。
髪の太さのピークは男性が10代、女性が20代と比較的早い段階でピークを迎えることがわかっており、男性の場合だと50代で急激に、女性は30代で少しずつ細くなっていきます。
頭皮の真皮の大半がコラーゲンでできている
頭皮の真皮の深い層の80%はコラーゲンでできているため、頭皮そのものの柔軟性や弾力性、保湿などを保持するにはコラーゲンは欠かせません。
加齢によってコラーゲンが不足することで真皮の柔軟性や保湿力が低下し、血流が悪くなることに繋がるため髪へ栄養が行き渡ることができなくなるため髪が細く抜けやすくなるのです。
コラーゲンを摂ると髪の毛が太く丈夫になる
髪は頭皮の毛乳頭、毛母細胞で生成されているので、髪の太さは毛乳頭の大きさに比例します。太くて元気な髪を育毛するためには毛乳頭を元気にする必要があります。
毛乳頭を元気にしているのはコラーゲンペプチドで、このコラーゲンペプチドが血流に乗り頭皮まで届いて毛乳頭や毛母細胞を刺激することで活性化され、太くて元気な髪を生成するのです。
このコラーゲンペプチドは肌の線維芽細胞を刺激して美肌に導くのと同様に、作り出すことを活性化させる働きを毛乳頭でも行います。
このことを証明するかのように、アメリカで髪の太さとコラーゲンの関係を調べる実験を行ったところ、2か月間に渡って14gのコラーゲンを毎日摂取し続けた結果、元の髪の毛よりも約10%太さが増したという報告があります。
コラーゲンの摂取を止めると太さは元に戻ってしまったそうです。
髪の太さや生成とコラーゲンは密接な関係があることがわかります。
また、髪の毛を構成するたんぱく質の主はケラチンですが、コラーゲンを摂取することによって細胞が活性化されケラチンの合成を促進する効果もあると考えられてもいます。
以上のことから、髪の毛を太く強くしたいという場合にコラーゲンの摂取は大変有効ですが、摂取する際に同時にビタミンCも摂取するようにし、吸収力を上げましょう。
これは、摂取したコラーゲンが一度体内で分解され再度コラーゲンに再合成される働きをビタミンCが助けるためです。ただ、コラーゲンやビタミンCだけでなく、普段の食生活での栄養をバランスよく摂るように心がけることも髪の毛を丈夫にするためには必要です。