コラーゲンを知る

加齢で減少するコラーゲンは“タイプ3”

コラーゲンの種類と特徴とは

人間の身体の中に存在するコラーゲンの種類は、確認されているだけでも29種類あり、その呼び方も発見された順によってⅠ型、Ⅱ型、Ⅲ型…と順番通りに呼ばれています。 その各型のコラーゲンの構造や分子量によって持っている性質は異なります。

その中で潤いを保持するために必要とされるタイプ3のコラーゲンと言われるⅢ型コラーゲンは年齢を重ねるにつれて減少してしまうと言われています。

Ⅲ型コラーゲンとは?

アンチエイジングに効果があるとされるコラーゲンで、細毛線維という細い網目状に作られていて、細胞などの土台になっています。 Ⅲ型コラーゲンはベビーコラーゲンとも呼ばれていますが、これは赤ちゃんが持つ潤いのある肌に多く含まれているためです。

Ⅰ型コラーゲンは、皮膚、内臓、骨、筋肉、腱など、ありとあらゆる部位で存在するコラーゲンを構成していて、肌のハリを保ったり、骨がもろくなることを防いだり、筋肉や腱をしっかりと丈夫にするため欠かせない成分として活躍しており、一般的にコラーゲンといえばこのⅠ型コラーゲンを指しています。

そのⅠ型コラーゲンをサポートする役割を果たすのがⅢ型コラーゲンで、特に肌のアンチエイジングの効果が最も大きくあらわれます。

加齢とともに失われるベビーコラーゲン

赤ちゃん

美肌に必要不可欠なこのⅢ型コラーゲン、別名ベビーコラーゲンは、加齢とともに年々減少していき肌のつややハリが失われていきます。 お肌の曲がり角という言葉をよく昔から耳にすることがありますが、これは人間の肌の70%を構成するⅠ型コラーゲンとⅢ型コラーゲンの割合が、25歳前後を境にして逆転してしまうことを言います。

生まれたばかりの時のⅠ型コラーゲンとⅢ型コラーゲンの割合が1:4なのに対して、ゆくゆくは10:1へと変化します。

これは肌が治癒する流れが、創傷治癒過程の初期段階でⅢ型コラーゲンが増え、のちにⅠ型コラーゲンへと変化することで治癒が進むという流れにも関連します。

Ⅲ型コラーゲンが不足するとどうなる?

人間の成長期には豊富に存在しているⅢ型コラーゲンですが、年を重ねるにつれて減少していくため、Ⅲ型コラーゲンが持つ最も大きな効果として肌の水分を維持するという部分が年を重ねると失われてしまうのです。

ですからⅢ型コラーゲンを多く摂取し補給することによって肌の水分を保持することができ、肌に潤いと弾力が増して健康的な肌へと導きます。

特にしわが気になりハリがないという肌にはⅢ型コラーゲンを摂取することで改善することが可能とされています。 このようにアンチエイジング効果を得ることに期待が持てるものがⅢ型コラーゲンの特徴です。

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