コラーゲンペプチドに注目!
コラーゲンとコラーゲンペプチドの違い
コラーゲンの分子は大きく、その分子量は30万のものもあります。
例えばコラーゲンを多く含み鶏の手羽などを煮ると、煮こごりができますがこれはコラーゲンが溶け出したものです。
コラーゲンペプチドは、この煮こごりとして溶け出したコラーゲンをさらに酵素や熱を使うことで小さく分解し、分子量を3,000くらいまで縮小させたものを言います。
分子が小さく体内でアミノ酸に分解されやすいことから体内で高い吸収性が認められています。
コラーゲンペプチドはコラーゲンペプタイドとも呼ばれています。
ゼラチンと同じように水溶性を持っていますが、ゼラチンは低温でゲル化させる性質を持つのに対し、コラーゲンペプチドにはこの性質はありません。
吸収性が高いことから健康食品として用いられ、保湿性も高いので化粧品の原料にも用いられています。
美肌効果の高いコラーゲンペプチド
コラーゲンペプチドを摂ると、真皮のコラーゲン量が増えるということが認められてきました。
これはコラーゲンペプチドが、繊維芽細胞の活性化を促すからで、肌の生まれ変わりを制御する細胞である線維芽細胞は、肌の真皮にあり、コラーゲンはもちろんのこと、ヒアルロン酸やエラスチンなど美肌に欠かせない成分を作り出しています。
繊維芽細胞が活性化することで、コラーゲンはもとよりヒアルロン酸も多く生成されて肌の潤いや弾力がよみがえります。
しかし、線維芽細胞の働きが低下すれば、コラーゲンやヒアルロン酸が生成されにくくなり、肌の潤いや弾力までも低下してかさついたしわのある肌へと変化します。
近年ではコラーゲンペプチドが有効だということの学術発表が続いているため、実際に効果があるということが実証されてきています。
コラーゲンペプチドに含まれる肌にいい成分とは?
コラーゲンペプチドの中に含まれる成分のうち、プロリルヒドリキシプロリンというジペプチドの一種である成分が肌の水分量やコラーゲンの量を増やすという見解がされています。
では、プロリルヒドリキシプロリンを効率よく吸収させるためにはコラーゲンペプチドを体内へどう摂り入れるようにすればいいかをご紹介します。
- ビタミンC、たんぱく質と一緒に摂り入れる
- 発行食品と一緒に摂る
- 豚由来コラーゲンペプチドに多く含まれるので豚由来のものを選ぶ
- お腹を冷やさないようにする
- 睡眠の1時間か2時間前に摂り、睡眠時間を十分確保する
といったことが、プロリルヒドリキシプロリンを効果的に吸収させることができ、コラーゲンペプチドを効果的に摂りいれる方法と言えます。
加齢とともに体内のコラーゲン量は減少していきますから、上手に摂り入れいつまでも若々しい肌を保ちましょう。