コラーゲンがお肌や髪、骨など、体中の組織に大切な役目を果たしていることが知られるようになり、その間にコラーゲンを含む食品がたくさん食べられてコラーゲンサプリメントが数多く販売されるようになりました。
コラーゲン生成は機械で?!
そしてついにはコラーゲンマシンという機械まで開発されましたが、コラーゲンマシンはコラーゲンをたくさん作る機械ではなく光を浴びてコラーゲン製造細胞を元気にしようという機械です。
コラーゲンマシンは酸素カプセルに似ていますが、カプセルの天井部分には何本ものライトが設置されています。このライトから出る光がコラーゲン生成のために良い影響を与えます。エステティックサロンでコラーゲンマシンを設置しているところは少なくありません。
光の効果でコラーゲンが倍増!?
日常生活に存在する光の波長
光の種類は波長の長さによって区別されますが、波長の違いで光の性質が異なることが理由です。波長が最も長い光線が1mm-100kmで私たちがよく知っている電波です。
赤外線の波長は750nm(ナノメートル)-1mmで発熱する力が強いのが特徴で、熱線という呼び方をされることもあります。遠赤外線は料理や暖房など生活の中にいろいろ利用されていますが、可視光線の赤より波長が長く電波より短い波長で人の目で見ることはできません。
可視光線は波長が380nm-750nm程度の光線で人間の目で見える光線であることからこの名称が付いています。波長によって見え方が異なり、普通は全色が混ざった状態で白っぽく見えます。可視光線を波長ごとに分離することで、初めて色として認識することができます。
例えば虹は、空の可視光線が雨や霧の粒で分離されて波長ごとの色として見えるようになったものです。
紫外線や放射線の種類
紫外線は波長が10nm-380nmで目に見えない光線ですが、UVAはお肌の真皮にまで到達する紫外線です。コラーゲンを破壊し、光老化や皮膚がんの要因になります。
UVBはお肌の表皮にとどいて日焼けを起こさせます。強い殺傷力を持つ紫外線で、オゾン層に妨げられて地表には届きません。
X線は波長が0.01-10nm、γ線は波長が10pm以下で非常に大きなエネルギーを持つ光線で放射線と呼ばれるものです。レントゲンなどの医療に利用され、γ線は発電や武器利用も多く非常に慎重に扱うべき光線です。
コラーゲンマシンの光は可視光線
繊維芽細胞を活性化
コラーゲンマシンは可視光線の中でも波長633mnの光線が使われます。可視光線の中での波長は、長い方で赤と橙の間のピンクオレンジ色であると言えます。この波長は光線独特の作用があり、お肌の真皮にまで届いて繊維芽細胞を活性化する働きとは酸化物質を除去する働きがあります。
繊維芽細胞とは
繊維芽細胞は、コラーゲン、ヒアルロン酸、エラスチンを製造する細胞で、コラーゲンはお肌のハリや弾力性、ヒアルロン酸はお肌のみずみずしさを守り、エラスチンはコラーゲン繊維を安定させます。
一般的に繊維芽細胞は加齢とともに機能が衰えていき、お肌はハリや未次水示唆をなくしていきます。
コラーゲンマシンによって繊維芽細胞をよみがえらせ、お肌の輝きを取り戻すことができます。
老廃物を取り除く
お肌の真皮や表皮に溜まった酸化物質という老廃物を取り除いてくれるため、肌のクスミがとれ新陳代謝が盛んになります。
ピンクの光がお肌をほんのり温める効果があり、ぬるめのお風呂に入った時のように血行を促進して精神的に癒す効果も期待できます。
コラーゲンマシンで日焼けしない?
コラーゲンマシンは日焼けマシンと混同されることがありますが、日焼けマシンは日光に当たったように肌を日焼けさせる機械です。日焼けという現象は、紫外線が肌に当たることでメラノサイトが肌を守ろうと働き、黒く変色する現象を言います。
コラーゲンマシンと日焼けマシンは光線を浴びるための機械ですが、光線の種類が全く異なります。日焼けマシンは紫外線、コラーゲンマシンは可視光線ですので、コラーゲンマシンで日焼けすることはありません。
コラーゲンマシンの効果を長持ちさせるために
コラーゲンマシンの効果はお肌の真皮の繊維芽細胞を活性化するということです。できればコラーゲンマシンの効果を長続きさせ、お肌の繊維芽細胞を長期間元気にしておくことが良いでしょう。そのためにおすすめしたいのはコラーゲンペプチドです。
コラーゲンペプチドにも繊維芽細胞を元気にする作用があるので、日ごろからコラーゲンペプチドのサプリメントを摂ることで繊維芽細胞を元気にし、定期的にコラーゲンマシンを使って繊維芽細胞にやさしくカツを入れる方法が良いでしょう。
コラーゲンマシンとコラーゲンペプチドの併用で繊維芽細胞をバックアップしていくようにしましょう。