コラーゲンの効果は、テレビやインターネットなどで情報をチェックしている人なら、もうよくご存じのはずです。その結果、コラーゲンを愛用している人も多いことでしょう。朝起きたらコラーゲンを飲む習慣のある人がいれば、食事の時に飲んでいる人もいると思います。でも実際のところ、同じ飲むなら効果が表れやすい時間に飲んだほうが得ですよね。
通常、市販薬を買うと薬のパッケージには、食前・食後・食間など薬を飲む時間が指定されています。でもコラーゲンは、たとえタブレットになっていても、薬ではなくサプリメントです。実は法律でサプリメントは、一日に飲む量や時間を指定してはいけないことになっています。そのため「一日量目安」という、ちょっとあいまいな表示の仕方になっているんです。時間のことも同じで、はっきりとした記載はありません。コラーゲンとは、一体何時ごろに摂取したら最も効果的なのでしょうか?
サプリメントを吸収しやすい時間帯
サプリメントは成分によって、効果的に働く時間帯が違う
サプリメントといっても、様々な成分のものがあります。例えばビタミンA、D、E、Kなどは、水に溶けず油に溶けるビタミンです。脂肪分のある食事と一緒に飲んだほうが、よく吸収されるといわれています。また体内で消耗されない限り、体外へ出てしまうことはありません。一日の必要量を一度に摂取してもかまいません。
ただし過剰に飲むと、体内にたまって様々な問題が起きます。同じように、DHAやEPAも食事とともに摂取したほうが吸収率が上がります。
水溶性ビタミンは脂っぽい食事で吸収率下がります
一方で、ビタミンB、Cは水溶性ビタミンです。水溶性ビタミンは、脂っぽい食事と一緒に飲むと吸収率が悪くなってしまいます。できるだけ食事の前後2時間くらいは開けたほうが吸収率が良くなります。また一度にたくさん飲んでも、余ったぶんは尿と一緒に出てしまうので、もったいないのです。一日3回ぐらいに分けて飲んだほうが合理的でしょう。逆に言えば、多少過剰に飲んでも排出されてしまうので、あまり問題になりません。
カルシウムやミネラルは就寝前に
カルシウムやミネラルは胃酸を中和するので食後に飲むのはよくありません。就寝前がおすすめです。
アミノ酸系、タンパク質系のサプリメントは、エネルギー源にしたいときには朝の摂取が向いています。逆に疲れをとる目的や筋肉づくりが目的の時は就寝前がおすすめです。
コラーゲンはいつ飲めばいい?
コラーゲンはたんぱく質ですから、特にお肌や関節の老化を防止したいときには就寝前の摂取がおすすめです。
一日、紫外線やストレスで疲れたお肌をリカバリーしてあげるには、成長ホルモンが活発化する就寝中に備えるべく就寝前が効果的。一日の最後の習慣としてコラーゲンの摂取をすると、眠っているうちに日中のお肌の疲れを癒してくれます。
コラーゲンが夜効く理由
コラーゲンは夜に活発な”成長ホルモン”とコラボする
成長ホルモンは、乳幼児から10代までの成長期間にとても大切なホルモンです。成長期の子供たちの体内では、眠っているうちに成長ホルモンが分泌されて身長や筋肉が大きくなります。昔から「寝る子は育つ」といわれるのは、このためです。成長期に睡眠不足になってしまうと、成長が遅れる傾向にあります。
成長ホルモンは、大人になってからも睡眠中に分泌されます。この成長ホルモン、実は成長以外にも大きな役目を持っているのです。それは、体の中に取り込まれた栄養成分を筋肉や骨、皮膚などに変えていく作業です。
成長ホルモンが働く時間帯に骨や筋肉などの原料が体の中に十分揃っていれば、新しい骨や筋肉、皮膚などが作られていき、古いものはどんどん捨てられていきます。
成長ホルモンが十分に働いて原料も豊富な状態の人は、筋力や骨が丈夫でお肌も美しい状態を保てます。そのため就寝前にコラーゲンを飲むことで体内に原料をそろえておけば、成長ホルモンと協力して寝ている間に筋肉、骨、皮膚、関節などを作る働きに役立るのです。こうして美肌は眠っている間に作られます。
美肌作りのゴールデンタイム
午後10時から午前2時までの4時間を”ゴールデンタイム”と呼ぶのをご存知ですか?この時間に成長ホルモンの分泌が最も盛んになります。子供の成長、筋肉づくり、美肌作りなどが最も活発に行われる時間なのでゴールデンタイムと呼ばれるのです。
いかにゴールデンタイムといえども、起きている間は活動に力を取られるので成長ホルモンは働きません。睡眠中、活動量が大きく減ったところで成長ホルモンが活発に働くのです。午後10時から午前2時の間に眠っていることが美肌作りに効果的だといわれています。
午後10時から眠る以外にもあるゴールデンタイム
とはいうものの現代人の生活では、この時間に眠れない人も少なくありません。安心してください、実はもう一つのゴールデンタイムがあります。それが、入眠後3時間という時間です。もしも、朝8時に眠りについたとしたら、午前11時ごろにゴールデンタイムがやってきます。この時間に間に合わせるようにコラーゲンを体内にためておくと、成長ホルモンとコラーゲンがコラボして美肌を作ってくれるのです。寝る時間が何時であろうとも、寝る前にコラーゲンを飲むといいのです。
継続して眠り続けることが大切です
大切なのは眠る時間です。3時間ごとに起きていたのでは、成長ホルモンが分泌してからすぐに起きることになります。7時間ぐらい継続して眠ることで成長ホルモンが分泌してから十分に作用できるといわれています。
朝のコラーゲンは無意味なの?
朝は日中の戦いに備える時間
人間の体は起きている間じゅう戦っています。通勤通学の混雑、家事、仕事の中で出てくる様々なストレス。朝は、それらのストレスに負けないよう十分に体力をつける時間でもあります。バランスのいい朝食、気に入った衣服などがそのようなストレスから人間を守ってくれるのです。
これはお肌も例外ではありません。起きている間じゅう、紫外線、汚れた空気、ホコリなどによって、お肌はストレスがかかります。朝はお肌のストレスを少しでも少なくするようにケアしなければなりません。
朝はコラーゲンコスメがおすすめ!
その日一日、ストレスからお肌を守るためにお勧めしたいのがコラーゲンコスメです。朝お肌に塗ると、その日一日お肌の表皮を守るのにコラーゲンコスメは最適です。お肌からの水分の蒸発を防いでお肌の潤いを守ります。また、紫外線やホコリなどからもお肌を守ってくれるのです。