肌の老化は肌の細胞活動低下によって起こる
細胞の活動に大きく影響しているのがコラーゲンで、皮膚や筋肉、内臓や骨など、あらゆる組織に含まれており細胞と細胞を繋ぐ役割をしています。
コラーゲンは若い頃はたくさん身体の中に存在していますが、年齢とともにだんだんと少なくなっていきます。
そしてコラーゲン自体も劣化が進むことで、肌の奥の真皮がダメージを受けて肌に深いシワを残したり、弾力やハリを失わせます。
真皮のダメージを回復させるためにはコラーゲン配合の化粧品などによって外側からケアすると同時に、コラーゲンを口から摂って内側からもケアを行うことが大切です。 コラーゲンを摂るとコラーゲンの合成が活発化し、新陳代謝は向上して身体の中に存在する新しいコラーゲンが増えます。そうなると肌の弾力やハリが蘇えり若々しさを保つことができ、それ以外にも関節痛の緩和や髪の毛や爪が健康になります。
コラーゲンの吸収&合成促進にはビタミンCが必須!
ビタミンCはもともと美容効果の高い成分でおなじみ。
おもな働きとして細胞の酸化を防いだり、色素の沈着を防ぐ作用、そして血液中のコレステロール値を低下させ、代謝を良くする作用があります。
そのビタミンCにさらに重要と言える働きがあります。それが体内でのコラーゲンの合成に必要な成分としての働きです。 ビタミンCが不足すればコラーゲンは生成されなくなることで出血しやすくなったり骨が弱くなります。
例えば食事の組み合わせでいえば、ニンジンのカロテンは油と一緒に摂ることで吸収がよくなりますが、それと同様に効率良くコラーゲンを生成するためにビタミンCを十分に摂る必要があるのです。
コラーゲンとビタミンCの同時摂取は”基本”と覚えましょう
美肌や健康のためにコラーゲンを摂取するなら、一緒にビタミンCを積極的に摂りましょう。 ビタミンCは摂ってから1~2時間後には最も高い血中濃度になりますので、このタイミングでコラーゲンと同時に存在していることが重要です。
コラーゲンの血中濃度は1~3時間がピークなので、同時に摂ることで高い相乗効果が得られます。
そしてビタミンCは摂ってからすべて排出されるまでの時間が約8時間。摂るタイミングとしては睡眠の1~2時間前がベストです。 また、成長ホルモンは睡眠中に分泌されますので、それに合わせてコラーゲンとビタミンCの血中濃度が濃いことが理想です。
ビタミンCは美白効果が高い成分だけじゃなかった
このようにビタミンCの持つ作用はコラーゲンに与える影響などさまざまなので、毎日しっかりと摂るようにしましょう。
また、ビタミンCは水溶性のため体内に蓄えたままにできません。 いくらたくさん摂ったとしてもどんどん尿から排出されていきますので、日々摂りつづけることが大切です。